更新日:2022年2月4日
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鹿児島市園芸・茶・畜産功労者及び優秀生産者集団表彰は、本市における園芸・茶・畜産の振興に貢献し、他の模範と認められる功績をあげられた個人や団体を表彰するものです。
令和3年度は3名が受賞され、2月2日に表彰式を行いました。
【園芸功労者】末吉静子様(左側)
昭和50年に就農され、市の補助事業を活用してビニールハウス12aを整備し、昭和56年からはパセリやナバナなどの特殊野菜の生産に取り組んでこられました。平成22年からは白ネギの栽培に取り組み、販売品目の多角化により経営の安定化を図られ、吉野地域の婦人グループの中心的農家として生産性及び品質向上を実践し、良質な農産物の安定出荷に努められました。また、吉野地区野菜連絡協議会グループ長を歴任するなど、生産者団体の運営と発展に貢献されたほか、地域の婦人グループのまとめ役として女性農業者の経営参画を促進するなど、地域の農業振興に貢献されました。
【園芸功労者】仮屋重人様(中央)
平成5年に就農され、国の補助事業を活用して硬質プラスチックハウス5aを整備し、ホウレンソウを主体とした軟弱野菜の生産に取り組んでこられました。平成12年には認定農業者に認定され、平成17年には国の補助事業を活用して中期展張ハウス2.4aを整備し、規模拡大されました。現在は、約24aのハウスを経営し、JA鹿児島みらい軟弱野菜生産部会の中心的農家として良質な農産物の安定出荷に努められています。また、JA鹿児島みらい軟弱野菜生産部会初代部会長や吉野地区野菜連絡協議会グループ長を歴任するなど、生産者団体の運営と発展に貢献されたほか、吉野地域の新規就農者の里親として技術面や経営面の助言を行うなど、担い手育成にも尽力されています。
【園芸功労者】白川隆様(右側)
昭和42年に就農され、桜島小みかんを主体とした果樹の生産に取り組まれ、昭和44年には温州みかんに高接ぎを行うなど、長年にわたり桜島小みかんの普及に貢献されました。平成26年には紅色が濃く、着色と糖度に優れる桜島小みかん「紅さくら」を導入され、穂木の供給を行うなど、産地づくりに尽力されたほか、平成29年には農産物では県内初となる桜島小みかんのGI取得に尽力されました。現在は、約42aの屋根掛けハウスと12aの露地を経営し、桜島地域の中心的農家として消費者ニーズに対応した良質な農産物の安定出荷に努められています。また、桜島ブランド総合販売促進対策協議会会長等として、生産者団体の運営と発展に貢献されているほか、市内小学校における出前授業を通じた地域農業への理解促進にも尽力されています。
令和2年度は1名2団体が受賞され、2月2日に表彰式を行いました。
【園芸功労者】田中敏郎様(左側)
昭和54年に就農され、平成12年からは全国有数の軟弱野菜産地である小山田町の一里原営農団地で、ミズナやシュンギクを主体とした大規模経営を実践。現在は約1.7haのハウスを経営され、良質な農産物の県内外への安定出荷に尽力。市農業青年クラブ会長等を歴任するなど生産者団体の運営・発展にも尽力されたほか、県指導農業士の立場から新規就農者等に技術面や経営面の助言を行うなど、地域の農業振興や担い手育成に大いに貢献されました。
【優秀園芸生産者集団】実方花き生産組合(中央)
平成元年に設立され、国の補助事業を活用し約1.3haのハウスを整備し、市内で初めてのバラ生産団地として市内切花生産を牽引。県内でもいち早くヒートポンプ等の環境制御システムを導入するなど、新たな技術や品種を積極的に経営に取り入れ、生産性及び品質向上と経営の安定化を実践。平成24年と29年に新会員が加入し、従来のバラ生産に加えて新規品目としてオリエンタルユリの生産に取り組む。消費者ニーズに対応した生産で、地域の農業振興に大いに貢献されました。
【優秀園芸生産者集団】郡山給食部会(右側)
平成20年に組織され、郡山地域の学校給食への安定的な食材供給体制を確立。会員相互の圃場視察研修や給食センターとの定期的な意見交換により、生産性及び品質の向上を実践。令和元年度は19品目、約3.4t、割合にして約35%の農林産物を納入。ニガウリやタケノコなどの郡山地域の特産農林産物の活用により、地産地消の推進が図られているほか、地域内の学校での食育活動を通して、給食残渣の減少や地域農業への理解促進に大いに貢献されました。
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