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平成7年の阪神・淡路大震災や23年の東日本大震災等では、大規模な造成宅地において滑動崩落が生じ、造成宅地における崖崩れ又は土砂の流出による被害が発生しました。
鹿児島市では、国の「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン」に基づいて、大規模盛土造成地のおおむねの位置と規模を調査し、大規模盛土造成地マップを作成しました。
このマップは、調査結果を公表することにより、大規模盛土造成地が身近に存在するかどうかを知っていただき、住民の皆様の防災意識を高め、災害の未然防止や被害の軽減につなげていただくことを目的に作成したものです。
注)このマップに示した箇所が必ずしも危険な訳ではありません。
大規模盛土造成地とは、谷や沢を埋めた盛土の面積が3,000平方メートル以上の造成宅地である『谷埋め型大規模盛土造成地』【下図(1)参照】、または、盛土をする前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上で、かつ、盛土の高さが5メートル以上の造成宅地である『腹付け型大規模盛土造成地』【下図(2)参照】をいいます。
鹿児島市では調査の結果、991箇所の大規模盛土造成地を確認しました。(谷埋め型:899箇所、腹付け型:92箇所)
市内の造成前と造成後の地形図を重ね合わせ、その標高差から盛土造成地の位置と規模を把握し、大規模盛土造成地を抽出しました。
調査に用いた地形図の精度や重ね合わせに伴う誤差もあることから、マップにはおおむねの位置と規模を示しています。
滑動崩落とは、地震時に造成宅地において、盛土全体又は大部分が、主として盛土底面部を滑り面にして、旧地形に沿って流動、変動又は崩落する現象のことです。
1(PDF:8,115KB)、2(PDF:8,059KB)、3(PDF:8,153KB)、4(PDF:7,927KB)、
5(PDF:8,697KB)、6(PDF:8,468KB)、7(PDF:9,308KB)、8(PDF:8,226KB)、
9(PDF:9,237KB)、10(PDF:8,345KB)、11(PDF:6,481KB)、12(PDF:5,344KB)、
13(PDF:6,336KB)、14(PDF:5,203KB)
A1:大規模盛土造成地マップの公表は、大規模盛土造成地が身近に存在するかどうかを知っていただき、住民の皆様の防災意識を高め、災害の未然防止や被害の軽減につなげていただくことを目的としています。
A2:今回公表した大規模盛土造成地マップは、造成前と造成後の地形図を重ね合わせることで、おおむねの位置と規模を示したものであり、マップに示した箇所が必ずしも危険という訳ではありません。
A3:マップで示された箇所は、大規模盛土造成地に該当するものを抽出した範囲であり、それ以外の宅地の安全性を保障するものではありません。
また、マップで示された箇所以外にも大規模盛土造成地に該当しない盛土による造成地が存在します。
A4:今回の調査においては、造成前と造成後の地形図を重ね合わせて大規模盛土造成地を抽出し、その結果を大規模盛土造成地マップとして公表しましたが、地形図の精度や重ね合わせに伴う誤差もあることから、おおむねの位置と規模を示したものであり、基本的に個々の敷地まで特定するものではありません。さらに詳細については現地調査等において検証されます。
A5:土地利用調整課(市役所東別館8階)の窓口では、ホームページで公開しているマップのほか、さらに見やすい地図を閲覧することができます。
A6:大規模盛土造成地に該当していることをもって、規制や特別な手続きはありませんが、土地の造成の内容や規模によっては、都市計画法に基づく開発行為の許可、宅地造成等規制法に基づく宅地造成に関する工事の許可等必要な場合がありますので、土地利用調整課までご相談ください。
A7:大規模盛土造成地であることをもって対策が求められるものではありませんが、盛土造成地であることを認識していただき、地盤や擁壁の変状が発生していないか、排水施設のつまりや土砂流出がないか日頃から宅地の状況を把握しておくことが大切です。
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