更新日:2021年3月1日
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市場には、たくさんの野菜や果物が、全国各地あるいは外国から入荷します。さまざまな大きさのトラックやコンテナが運び込まれ、卸売業者がそれを産地や品目ごとに振り分けていきます。
仲卸業者や売買参加者が、せりが始まる前に品物を下見します。長年の経験を生かして品質などを厳しくチェックして、買いたい品物をいくらで買うかをあらかじめ決めておきます。
せり開始の鈴が卸売場に鳴り響きます。せり人のかけ声に応じて、仲卸業者や売買参加者が買いたい金額を指で示す「指ぜり」が行われ、最も高い金額をつけた人がその品物を購入できます。
仲卸業者が仕入れた品物は、大きさや量を仕分けられて、スーパーや飲食店などの買出人に販売されます。買出人は仲卸業者から買った品物を自分の店に運びます。
当日分の品物をさばき終わると、卸売業者や仲卸業者は翌日に入ってくる品物の準備を始めます。翌日の取引の準備をするために生産者や出荷者などと連絡を取り合います。
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