水道事業決算概要（令和3年度）

令和3年度鹿児島市水道事業決算概要

令和3年度、水道事業においては、給水収益の減少など厳しい経営環境の中、純利益（黒字）を確保することができました。

今後とも、より一層の経営の効率化に取り組むなど健全な事業運営を図りながら、安全で良質な水の安定的な供給に努めていきます。

収益的収支（税抜）は、水をつくり、家庭などに送ることで得られる収入とそのための支出です。

• 収益的収入…大部分が水道料金収入（給水収益）です。
• 収益的支出…施設の維持管理費用や減価償却費のほか、施設建設時の借入金にかかる利息（企業債利息）などです。

 

資本的収支（税込）は、水道施設を建設・改良するための収入と支出です。

• 資本的収入…借入金（企業債）や一般会計からの補助金などです。
• 資本的支出…施設建設時の借入金（企業債）の元金返済や施設の建設・改良などの経費です。

 

1…純利益については、将来の改築・更新等に備えるため建設改良積立金に積み立てるとともに、資本金に組み入れました。

2…「長期前受金戻入」とは、水道管などのように長期間使用される資産の取得に充てられた補助金などの収入を、耐用年数（水道管の場合、40年となります。）の期間に応じて按分して収益化したもので、減価償却に併せて発生するものです。なお、補助金などの収入は、資産の取得の際に使われていますので、「長期前受金戻入」は現金の収入を伴わない収益です。

3…「減価償却費」とは、資産の取得に要した費用を、一度に費用にしないで耐用年数の期間に応じて按分して費用化したものです。なお、「減価償却費」は現金の支出を伴わない費用であり、減価償却分の資金は内部留保されます。

4…資本的収入が資本的支出に対して不足する額は、減価償却費などにより生じる内部留保資金で補てんしています。