桜島の爆発
桜島は 鹿児島市街地から 4 km の 場所 にあります。
世界でも 有数の 活発な 活動を 続けている 活火山 (噴火を続けている山)です。
桜島は 1914年に 大爆発しました。 今でも 噴火を 繰り返して います。
桜島が大爆発すると いろいろな 被害が 予想されます。
大爆発したときの ために 準備を しましょう。
気象台からの 情報や 前兆現象にも 注意しましょう。
1.噴石
爆発したときに 火口から 岩の 破片や 軽石が 飛び散ります。
とくに 火口から 2 km の 範囲に おおく 飛びます。
大爆発が おおきいときは 直径 1 m以上 の 石が 飛んできます。
※ 桜島は、火口から2 km の 範囲には入れません。
2.火砕流
数百度の 岩石、火山灰や ガスが 混じり、 時速100 km以上 の 速さで 山の 斜面を 流れて きます。
3.溶岩流
マグマが 火口から あふれて、 山の 斜面を 流れてきます。
速度は おそいですが、 建物は 溶岩に 焼かれて 埋もれることが あります。
4.降灰
火山灰が かぜに 流されて 降り積もります。
大爆発が 起こると 半径20km以内の 風下では、 厚さ 1 m以上の 軽石・火山灰が 積もる可能性が あります。
5.土石流
山の 斜面に 火山灰が 積もったあとに 雨が降ると 発生しやすく なります。
6.地震
大爆発が 起こると、 鹿児島市や まわりの 地域で 震度 6程度の つよい 地震が 起こる 可能性が あります。
7.岩なだれ
爆発や 地震によって 山の斜面が 高速で 崩れる 可能性が あります。
8.津波
地震、 海底噴火、 岩なだれなどにより、津波が 起こる 可能性が あります。
9.火山ガス
火口や 山の 斜面の ちかくで 有害な 二酸化イオウや 硫化水素が 発生する 可能性が あります。
桜島の大爆発の前兆現象
- 地震が 1日に なんども 発生する。
- 地鳴りが する。
- 井戸水、 温泉の 水位や 温度が いつもと ちがう。
- あたらしい 噴気、 地面の 温度が あがる、 地割れが 起こる。
- 草木が 枯れる、 どうぶつが 異常な 行動を するなど。
桜島の 大爆発への 準備について
- 桜島に、おおきな 変化が あったら、市役所・警察・消防署に すぐ 知らせる。
- 放送で、避難(逃げること)の 合図が 出たら、すぐに 避難する。
- まちがった 情報に まどわされずに、正しい 情報を 見つけて 行動する。
- 島外にいても、 大量の 軽石・降灰、地震や、津波に 気をつける。
- 防災訓練に 参加して、ひなんの れんしゅうを する。
- 桜島火山ハザードマップを かくにんする。