ここから本文です。
応急手当講習テキスト4
AEDの使用法(乳児以上から使用可)
AED(自動体外式除細動器)による除細動
重症の不整脈に対し、心臓に電気ショックを与え、本来のリズムに回復させるために行う
AEDの電源を入れ、電極パッドを貼りつける。
- (1)傷病者の胸から衣服を取り除き、胸をはだける。
- (2)電極パッドや袋に描かれているイラストに従って2枚の電極パッドを肌に直接貼り付ける。
※小学校に入るまでの小児(未就学児)に対しては小児用の電極パッドを使用してください。小児用モードの機能がある機種は、小児用に切り替えて使用してください。(なければ、成人用の電極パッドを使用してください。)
※小学生以上の傷病者には、成人用の電極パッドを使用してください。
傷病者の胸が濡れている場合
乾いた布やタオルで胸を拭いてから電極パッドを貼り付ける。
貼り薬がある場合
貼り薬や湿布薬が電極パッドを貼り付ける位置に貼られている場合には、これを剥がし、残っている薬剤を拭き取ってから,電極パッドを貼り付ける。
医療器具が胸に植込まれている場合
皮膚の下に心臓ペースメーカや除細動器が植込まれている場合は、胸に硬いこぶのような出っ張りが見える。電極パッドはこの出っ張りを避けて貼り付ける。
電気ショックと心肺蘇生法の再開
電気ショックの指示が出たら
- (1)AEDは心電図を自動的に解析し、電気ショックが必要である場合には、自動的に充電を開始する。
- (2)傷病者の体に触れないよう確認し、音声メッセージに従ってショックボタンを押し電気ショックを行う。
- (3)電気ショックのあとは、ただちに胸骨圧迫から心肺蘇生を再開する。
電気ショック不要の指示が出たら
ただちに胸骨圧迫から心肺蘇生を再開する
※AEDは、2分おきに自動的に心電図解析を始めます。そのつど離れてください。
※救急隊に引き継ぐまで心肺蘇生とAEDの手順を繰り返し、AEDの電極パッドは胸から剥がさず、電源も入れたままにしておいてください。
- 総務省消防庁にAEDの案内(外部サイトへリンク)のページがあります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください